『KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭』に参加します。9月17日からは日立シビックセンターにて作品『日立電輪塔』の展示がスタート。同時に常陸多賀駅前商店街のアジトでは定期的に滞在制作を行い、11月19日のフィナーレコンサートに向けた試作の展示や公開練習が行われます。
足をお運びの際は是非チェックしてみてください。
Photo by Mao Yamamoto
《日立電輪塔》和田永 2016
和田永の《日立電輪塔》は、リズミカルに明滅するブラウン管テレビが埋め込まれたタワー型の作品です。ここにラジオを持って近づくと、テレビから発せられる目に見えない電磁波のノイズを受信して、テレビの明滅と同期した音を聴くことができます。近づいたり遠ざかったり、ラジオのチューニング・ダイヤルを回したりしながら、様々な音色に耳を傾けます。電輪塔の先端には、日立製テレビ『キドカラー』が祀られています。役割を終えた電化製品が新たに発する「声」と出会うような象徴的作品です。
展示場所:日立シビックセンターエントランスホール
展示時間:10:00 - 17:00
Photo by Mao Yamamoto
《エレクトロニコス・ファンタスティコス!in 日立》
役割を終えた古い家電を新たな電子楽器として蘇生させ、合奏するプロジェクト『エレクトロニコス・ファンタスティコス!』。その日立でのアジトとなる「NICOS LAB in 日立」は日立多賀駅前商店街(多賀パルコ)の一角にあります。ここでは地元の参加メンバーが和田永とともに、新しい楽器のアイデア出し、古い家電の収集と改造、そして演奏の練習を行います。家電の聖地にて、家電メーカー関係者や、新たな音楽づくりに興味のある方、工作・発明の好きな方と共に活動を行い、11月19日にはアンサンブルを編成してフィナーレコンサートを行う計画です。
場所:常陸多賀パルコ
時間:10:00 - 17:00 (※休日のみ、ラボのメンバーが滞在して楽器体験できることがあります)